サーロインとは?どこの部位?特徴は?ステーキから名前の由来まで。
牛肉の部位の中でも大人気で、代表的な部位と言っても過言ではないサーロイン。
「ステーキと言えばやっぱり、サーロインでしょ~」
サーロインステーキと聞くだけで、なんだか特別な感じがしますよね。
このように人気を集めている部位ではありますが、サーロインというものが一体牛のどこの部位で、どのような特徴があって、ということを皆が皆知っているというわけではないでしょう。
ということで、ここではみんな大好きサーロインについての基本的な知識を学んでいきましょう。
これで、サーロインステーキを食べる機会がある時に、周りの人にドヤれますね!(?)
まずはロースの部位を知る
ん?なぜロース?
そう思ったあなたはナイス疑問です!
実はサーロインはロースの仲間だったのです。
牛肉の中でも、肩ロース、リブロース、サーロインをあわせてロースと言います。
大体の位置関係を示しておくと以下のような感じになります。
早い話がロースは背中周辺のお肉だと覚えておきましょう。
ロースと言えば豚肉のイメージの方がなんとなく強い感じもしますが、豚においても同じ背中のあたりのお肉です。
さて、ロースは英語ではロースとは言わず、「loin」と言います。
日本語訳では「腰肉」となります。
サーロインの由来
もうお気づきでしょうか?
サーロインは英語で「sirloin」と書きます。
「sir(サー)」の「loin(ロイン)」というわけですね。
sirの由来については諸説あります。
よく言われているのが、サーロインの部位を使った牛肉料理を食べた英国王が、あまりの美味しさに感激し(ナイト爵)称号としての「サー」を与えられたという説です。
が、しかしこれらはあくまで俗説です。
特に証拠が有るわけではないですが、キレイな逸話すぎて作り話っぽい感じもしますよね。
さて、さらにさかのぼって14世紀のフランス語では、サーロインのことを「surlonge(シュールロンジュ)」と言いました。
この「sur」という接頭語には「上部」「上の」などという意味があります。
「longe」は「loin」の元になった言葉で、先程も述べたように「腰肉」を意味します。
つまり「sur(上部の)」+「longe(腰肉)」ということですね。
他の例で分かりやすいものだと「sur(上の)」+「face(面)」=「surface(表面)」などがありますね。
このsurlongeが英語に入って、時代の変化とともに最終的にはsurがsirへ、longeがloinに変化していったとされています。
言葉が変化していく中で、英国王の逸話が実際に加わったかどうかは分からないにせよ、元々の語源を辿っていくとこのような由来があるのです。
サーロインの特徴
気になるサーロインの特徴を見ていきましょう。
繰り返しますが、サーロインは背中の中央部のお肉になります。
サーロインの特徴は適度にサシ(赤身の間にある脂肪のこと)が入り込み、ジューシーで柔らかい部位です。
脂の甘みが感じられ、お肉のうまみも感じられるのでお肉好きの人にはたまりませんね。
お値段もそれなりにする高級部位のひとつです。
高級部位と言えばヒレが有名ですが、サーロインはヒレの外側にあるお肉になります。
さて、ひとくちにサーロインと言っても、輸入牛肉とブランド牛などの国産和牛では、全然ものが違います。
赤身が多い輸入牛肉に対して、霜降り志向の黒毛和牛では、サーロインはサシが入りやすくキメが細かいためにキレイな霜降りになります。
上質な脂の和牛のサーロインの場合には、口の中でとろけるような柔らかい食感を味わうことができます。
なにもこれは誇張しているわけではありません。
これにはちゃんと理由があり、上質なお肉の場合には、脂の融点が低いため実際に体温で脂が溶けていってしまうのです。
このように考えてみると、サーロインが牛肉の部位の中でも特に人気がある理由が分かりますね。
おすすめの食べ方
サーロインはステーキのイメージが強いですが、どのような料理でも美味しく食べることができます。
サーロイン自体の霜降り具合によっても変わりますが、おすすめの食べ方は
・ステーキ
・しゃぶしゃぶ
・すき焼き
・ローストビーフ
あたりでしょうか。
霜降りの強いサーロインの場合には、加熱をしすぎると、脂が旨味とともに溶け出していってしまうので注意しましょう。
さて、余談ではありますが、ティーボーンステーキやエルボーンステーキでもサーロインが関係しています。
ティーボーンはT字型の骨を挟んでその両側にサーロインとヒレの部位が付いている状態でカットしたものです。
一方で、エルボーンはサーロインの部位に特化しており、サーロインに付いた骨がL字型に残るようにカットしたものになります。
下の画像はティーボーンステーキ
ところでなぜわざわざ骨付きにするのでしょうか?
実は骨には「髄液」が含まれていますが、加熱することによって外に染み出てきます。
この髄液には旨味やコラーゲンが含まれているために、髄液が染み出たお肉は骨からでた美味しさもプラスされるのです。
というわけで、サーロインを堪能するならエルボーンステーキも捨てがたいですね。
最高品質のサーロインステーキを食べる方法
「美味しいサーロインステーキを食べたくなった…」
「霜降り肉ってあまりスーパーじゃ見かけないけどどこで買えるのだろうか?」
そんな方に朗報です。
サーロインについていろいろ見てきましたが、肉のみやび(当サイト)でも仙台牛のサーロイン販売しています。
やはり人気部位ということもあり、サーロインステーキが人気NO.1です。
黒毛和牛のサーロインは霜降りが特徴と言いましたが、その最たる究極霜降りサーロインステーキが肉のみやびのA5ランク仙台牛のサーロインステーキといっても過言ではないでしょう。
(自分で言うのもなんですが…)
「いやいやそれは確かに言い過ぎでは…」
「自分ところの商品だからってよく見せようとしてるんじゃ…」
と思うかも方もいるかもしれません。
そう思うのも無理はありません。
しかし、実際に肉のみやびが販売している仙台牛は、牛肉の品質で過去に二度も日本一に輝いたことのある川村ファームの仙台牛のみを販売しています。
厳密ではないことをあらかじめお断りしておくこととして、誤解を恐れずに分かりやすく言うと、これらの品評会ではどれだけ霜降りか…ということを基準としているため、圧倒的な成績を毎年残している川村ファームはまさに、ザ・霜降りファームと言えるわけです。
そのため、最高峰レベルの霜降り牛を食べてみたい人には、絶対的な自信を持っておすすめできます。
この霜降りの脂はかなり質が良いので、一般的な脂身より胃ももたれづらいものとなっています。
さらにこの脂は和牛香といって、フルーツのような甘い香りがするのではじめて食べる方は驚かれるかもしれません。
とはいえ、霜降り具合が半端ではないので、もっぱら脂身が苦手という人には向いていませんが、霜降りお肉を試してみたい人にとっては、これほどおすすめできるものは無いと思っています。
商品ページへのリンクを貼っておくので、よろしければどうぞ。
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