ビフテキってビーフステーキの略じゃないの!?今やほぼ死語となったビフテキの話。

「近頃の若い人はビフテキと聞いてなんのことだか分かるのだろうか…」なんて気になっている若い人です。
ビフテキなんて言葉、聞かなくなりましたよね。
私個人的な話で大変恐縮ではありますが、20代後半の私ですが、そもそも知り合いで「ビフテキ」なんてワードを使っている人を見たことがありません。
一応言葉の存在自体は知っているものの、現実で使う場面が想像できないのが私たち若い世代でございます。
日本でまだ牛肉が希少で贅沢品だった時代に、西洋文化に憧れて「ビフテキ」という言葉を使っていたというイメージが強いですが偏見なのでしょうか。
もう死語というか、使ってしまった日にはその場が凍りついてしまいそうなくらいの言葉だと思います。
「え、そうなの?」と思ったそこのあなたは60代以上に違いありません(笑)
ビフテキとはなんぞや?
さてさて、ビフテキってなんなんでしょうね。
知らないながらにも、きっと「ビーフステーキ」の略なのであろうと思っていたわけですが、ビーフステーキの略なら「ビフステ」ではないのか?
あえて「テキ」のほうを選択するなんて、なんてコテコテで砕けた言い方なのだと思ったりしていたわけです。
カッコよく言おうとしているが故にカッコよくない最たる例だな~なんて、失礼なことを思っていました。
しかし驚愕的な事実が判明しました!
なんと「ビフテキ」は「ビーフステーキ」の略ではないそうです!!
ナニーっ!!!!
ステーキをシャレオツに「ビフテキ」呼ばわりしていたわけではなかったのか…。
あれあれ、そう言えば豚のステーキで「トンテキ」なるものも存在するはずではなかったか?
ビーフステーキの略でなかったら一体なんなのだ。
実はこの「ビフテキ」、フランス語でステーキを意味する言葉「bifteck(ビフテック)」から来ているという説が有力らしいです。
おおお。
内容は「ビーフステーキ」であっているのだな。
つまりこういうことらしい
ビフテキは「ステーキ」のことを指しているが、「ビーフステーキ」の略ではないということ。
そしてトンテキはビフテキを真似てあとからできた言葉だということも分かりました。
牛のステーキが「ビフテキ」ならば、豚のステーキは「トンテキ」だと思ったということでしょう。
そういう単純なお話のようです。
また、フランス語ではなくて、イタリア語やスペイン語が語源という説もあるようですが、このへんは言葉も似ていますし、わたしたち日本人からすれば、大した差はなくほぼ同じと考えて良さそうですね。
多くの文豪にも愛された
ビフテキがビフテキと呼ばれていた当時の雰囲気や西洋への憧れは、現代人には少し想像に難いものではありますが、当時はいろいろな題材に取り上げられるほどのものだったようです。
例えば、宮沢賢治の作品や夏目漱石の作品の中にも、「ビフテキ」は登場しています。
筆を走らせたくなるくらいの存在感、それが「ビフテキ」だったのでしょうね。
そう考えると、古臭いと思っていたこの言葉にも、急にロマンを感じ始めます。
時代とともにあまり使われなくなっていく言葉にも、ストーリーがあり、様々な想いを感じることができますね。
ん、ビーフステーキの話を聞いていたらステーキが食べたくなった??
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仙台牛、やっぱりうまいですよ。
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