【仙台牛の定義】優良ブランドとして認められるための条件を解説
全国には200以上ものブランド牛があると言います。
どのような定義や条件で、ブランド牛として認められるのでしょうか。
仙台牛の場合について解説します。
仙台牛の定義
仙台牛の定義は以下のような基準になっています。
1.黒毛和種であること
2.仙台牛生産登録農家が個体に合った適正管理を行い、宮城県内で肥育された肉牛
3.本協議会が認めた市場並びに共進会等に出品されたもの
4.(社)日本食肉格付協会枝肉取引規格が、A5またはB5に評価されたもの。
※仙台牛銘柄推進協議会HPより引用
このように言われても、牛肉に詳しくない方はピンとこないと思うので、ひとつひとつ解説していきます。
1.黒毛和種であること(品種)
和牛として定められている品種は4種類あります。
・黒毛和種(くろげわしゅ)
・褐毛和種(あかげわしゅ)
・無角和種(むかくわしゅ)
・日本短角種(にほんたんかくしゅ)
の4種類です。
とはいえ、市場に出回っている和牛の90%以上が黒毛和種となっています。
黒毛和種はその名の通り黒い毛の牛です。
肉牛としては高品質なため、圧倒的な生産を誇っているんですね。
有名所のブランド牛はほぼ黒毛和種であると言ってまず間違いありません。
2.仙台牛生産登録農家が個体に合った適正管理を行い、宮城県内で肥育された肉牛(生産方法)
適正な管理のもとで肥育されたものでなければ、仙台牛にはなりえません。
仙台牛は生産登録農家がしっかりと体系付けられた飼育方法に従って大切に育てているのです。
また、地理的な条件として宮城県内で肥育されたものに限定されているので、県外で育てられてしまうとその時点で仙台牛ではなくなります。
地理的要因も肉質に影響してきますので当然といえば当然ですね。
本協議会が認めた市場並びに共進会等に出品されたもの(流通)
本協議会とは仙台牛銘柄推進協議会のことを指します。
共進会とは和牛の品評会のようなものです。
つまり、正式な流通経路を辿っている必要があります。
(社)日本食肉格付協会枝肉取引規格が、A5またはB5に評価されたもの。(格付け)
(社)日本食肉格付協会枝肉取引規格となにやら長い名称がついてはいますが、つまりは牛肉を格付けする機関のことです。
この格付けにおいて、最上ランクであるA5かB5に評価されたものだけが仙台牛として認められるのです。
格付けについては、肉のみやびが「日本最高品質」である理由。にて解説しているのでそちらをご覧ください。
以上、仙台牛の定義をご紹介いたしました。
仙台牛として認められるためにはこの厳しい定義をクリアしなければいけないため、宮城県内で生産されている和牛のうち2~3割ほどしか「仙台牛」として出荷されないという貴重なブランド牛が仙台牛なんですね。
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