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あなたがお肉を食べられなくなったのは、お肉を食べていないせいかもしれない。肉の消化を考える

牛肉を包丁でカットしている様子

「お肉を食べて胃がもたれる人はお肉を食べたほうがいい」

こんなことを言ったら反感をくらいそうですが、これは新しい常識です。
お肉で胃がもたれる人はお肉不足かもしれない。
というよりも、タンパク質不足かもしれない。

本記事ではお肉の消化について話していきたいと思います。
お肉を食べて次の日に胃が持たれた感じがするとか、なんとなく便秘っぽくなるとかそんな方はぜひ最後まで読んでくださいね。

 

あなたがお肉が食べられないのは、タンパク質不足な証拠

よく、「若いときみたいにお肉が食べられなくなった」とかいう言葉を聞いたりしますよね。
それ、年齢関係ありません。
それどころか、胃がもたれるからって「肉は消化に悪い!!」=「肉は体に悪い!!」みたいな決めつけをしているとしたら、それは間違った認識であるとハッキリいましょう。

なぜお肉を食べると胃がもたれるのかということから考えていきたいと思います。
胃がもたれてしまう理由は消化する力が弱っているからです。
考えても見てほしいのですが、食べたものを私たちの血肉とするため、血管の壁を超えられるくらいに小さくするには、そもそもかなりの労力が必要になります。
胃腸にとってはかなりの重労働なんですね。
お肉の主成分といえばタンパク質ですが、このタンパク質を消化するためには消化酵素が必要になります。
そして驚くべきはその量です。
1gのタンパク質を消化しようと思ったら、そのために必要な消化酵素の量は1gなのです!
だからお肉をしっかり分解しようと思ったら、腸内でタンパク質を分解するための消化酵素が十分になくてはならないのですね。

ここで残酷な事実をお伝えしましょう。
この消化酵素を作るためにはタンパク質が必要なのです。

つまり、タンパク質を消化するためにはタンパク質が必要になるという、まさにタンパク質の良いスパイラルをしっかりとまわしていかなければ、お肉で胃がもたれてしまうのです。

だから「お肉を食べると胃が気持ち悪くなるから食べないほうがいいんだー」っていうのは皮肉なことにむしろ逆なのかもしれないのです。
あなたの体内にタンパク質が足りていないから、タンパク質を分解するための酵素が不足していて、ちゃんと消化できていないだけなのかもしれないのです。

胃のことを思うなら、もう一つ忘れてはならない大切な事実があります。
実は胃や腸などが傷ついた時のダメージ修復にもタンパク質は必要です。
強い胃腸を持ちたいのなら、タンパク質不足は最大の敵であるということを肝に銘じておきましょう。

タンパク質を摂取する量は少しづつ増やしていけばいい

タンパク質が不足しているのは分かったけれども、やっぱりどうしても胃が受け付けないよ…とか思いますよね。
そういった方は、いきなりタンパク質を大量に摂取するのではなく、少しづつ摂取量を増やしていくようにしましょう。
何事も慣らすのには時間がかかりますし、そもそも消化酵素が足りていないのですから、キャパ以上のお肉を食べても消化不良を起こしてしまうだけす。
これまでの食事に、少しタンパク質を増やす工夫をしていって、大丈夫そうならそこから量を増やしていけばいいでしょう。

もちろん、タンパク質を摂るのに、お肉じゃなくても構いません。
しかし、肉に含まれているタンパク質の量は他の食品での摂取のしやすさと比べて段違いの含有量を誇っているので、少しでも食事に取り入れたほうがいいでしょう。

歳ともに食べれなくなった…そう感じている人もいるかも知れませんが、タンパク質は身体を作る生命の源のような存在です。
体の変化に伴って食べ方が変わるのは自然なことですが、楽な食事に移行することが必ずしもいい結果を生むとは限らないのです。
高齢者こそ肉を食べれるくらいに丈夫な胃を作って、それから丈夫な体を作ったほうがいいと思います。
健康な身体を維持するためには、タンパク質を軽視してはいけないことくらい想像に難くないでしょう。

 

脂より赤身のほうが消化に良い

では一体どんなお肉を食べればよいのでしょうか。
赤身も脂身もそれぞれメリット・デメリットがありますが、消化とタンパク質の観点から言えば赤身に軍配があがります。
赤身のほうがタンパク質が多く、消化も良くなります。

胃がもたれてお肉は食べたくないという人は、まずはもも肉などの赤身が多い部分を食事に取り入れることをおすすめします。

お肉ならどんな肉でもいいのですか?という声も聞こえてきそうなので、一応補足しておきますが、加工肉はできるだけ避けたほうがいいでしょう。
なぜなら加工肉は大腸がんのリスクが上がるとの研究結果が有るためです。
健康のことを考えて、お肉を食べることを考えている人にとっては、加工肉という選択はなしということになります。

しっかり噛むことが大切

こんなこと今更言われてもと思われるかもしれませんが、大事なことなので最後に思い出してもらいましょう。
大事なことは何回でも聞くに越したことはないですよね。

「よく噛んで食べましょう!」

消化は飲み込む前から始まっています。
どうせバラバラにされるのだから、できるだけ口の中で細かくバラバラにしていったほうが、お腹に優しいのは分かっているはずです。
分かっている。分かっているはずだけれど、忘れがちなのが「よく噛んで食べる」。

この大原則はお肉についてももちろん当てはまるのです。

2018/12/03追記
お肉の消化を助けたいなら、お肉をパイナップルと一緒に食べるといいかもしれません。
詳しくは以下の記事に書きました▽

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