【牛肉の栄養】牛肉のエネルギー、カロリーはどれくらい?【三大栄養素編】
『牛肉ってどんな栄養が含まれていて、健康にとってどんな効果があるんだろ~』
このような疑問をお持ちの方も多いかと思いましたので、牛肉の栄養についてまとめてみることにしました。
栄養素と言ってもかなりの種類があるので、
Part.1 三大栄養素編
Part.2 ミネラル編
Part.3 ビタミン編
Part.4 脂肪酸編
Part.5 アミノ酸編
の全5回に分けて書いていきます。
今回はPart1の【三大栄養素編】です。
まずはざっくりとこちらの表をご覧ください!
食品成分(100gあたり・焼き) | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|---|
kcal | g | g | g | |
乳用牛/リブロース・脂身付 | 511 | 20.4 | 45 | 0.3 |
乳用牛/もも・皮下脂肪なし | 245 | 28 | 13.2 | 0.6 |
和牛/リブロース・脂身付 | 597 | 14.6 | 56.8 | 0.2 |
和牛/もも・皮下脂肪なし | 333 | 27.7 | 22.7 | 0.5 |
交雑牛/リブロース・脂身付 | 627 | 14.5 | 60.1 | 0.2 |
交雑牛/もも・皮下脂肪なし | 367 | 25 | 27.6 | 0.5 |
輸入牛/リブロース・脂身付 | 332 | 25 | 23.9 | 0.3 |
輸入牛肉/もも・皮下脂肪なし | 253 | 28 | 14.1 | 0.4 |
参考:食品成分データベース
表を見てもらえば分かる通り牛肉と言えども様々な種類があるため、栄養素と言っても一概には言えません。
牛そのものの種類や部位によって変わってくるからです。
実際に口にする時には調理済みになっているはずですから、生の状態ではなく、全て焼きの状態での成分を調べましたことを先に断っておきます。
焼きの牛肉のうちでも、脂身の多めなリブロースと赤身が多めなももの部位について抜粋しました。
エネルギー
まずは誰もが気にするカロリーから見ていきましょう。
意外や意外、僅差ではありますが、和牛ではなく交雑牛のリブロースが一番高いことが分かりました。
リブロースとももで比較すると赤身が多いももよりも、脂肪の多いリブロースがカロリーが高いことが分かります。
エネルギーは生命活動の源
よくダイエット中なんかに『カロリーが…』といいますが、そもそもエネルギーとはなんでしょうか。
今さら説明するまでもないかもしれませんが、エネルギーは体を動かすための大切な活動の源であり、キロカロリーの単位で表されます。
このエネルギーの元になっているのが、これから説明する、たんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素と呼ばれるものです。
1gあたり、たんぱく質と炭水化物には4kcal、脂質には9kcalのエネルギーが含まれています。
食べ物のエネルギーはこの3つの栄養素から計算されるのです。
たんぱく質
今度はたんぱく質を見てみますと、筋肉で赤身の多いももに多く含まれていることが分かります。
リブロースでは霜降りの少ない乳用牛と輸入牛に多く含まれている傾向にあることが見てとれますね。
体をつくるたんぱく質
たんぱく質は体のさまざまな組織をつくっている成分です。
筋肉や臓器をはじめ、体内の調整に役立っているホルモンの材料になったりもします。
主にアミノ酸から構成されています。
脂質
ご想像の通り霜降りの多いリブロースに多く含まれており、エネルギー量とほぼ一致したグラフになりますね。
エネルギー効率の良い脂質
体の中で燃えてからだを動かすエネルギーになります。
少量でエネルギーに変わるのでエネルギーという観点から見れば効率の良い栄養素です。
体温を保つ働きもあります。
炭水化物
炭水化物に関しては、ももが多い結果となっていますが、そもそもの絶対量が1g以下とほとんどないので、ほぼ無視していいレベルといえます。
炭水化物は体と頭を働かせる
炭水化物も体を動かす時にも使われますが、それと同時に脳の働きに使う栄養素となります。
お米やパンなど、主食に見られるものは炭水化物がメインになっています。
炭水化物の中の糖が脳の主要なエネルギー源となっており、日本では平均約60%ほどのエネルギーをこの炭水化物から摂取しています。
それではPart.2ではミネラルについて見ていきましょう!
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